一昨日の夜に、シェイクスピア原作の「十二夜」の映画を見ました。
シェイクスピアの作品で一番何が好きかと考えたら、「十二夜」だと思います。
今のところ。
高校時代にチチが、古本屋で、シェイクスピアの文庫版をたくさん買ってきたことがあり。
当時、読書なんて全くしなかったのですが。
戯曲というのは、なんとなく、読みやすく。
意外にすんなり入ってきた。
チチの買って来たラインナップには「十二夜」はありませんでした。
そんなこんなの理由ではないのですが。
なぜだか大学は演劇学という、今まで、縁もゆかりもなかった学科を専攻して。
その中の、戯曲論という授業の中で、「十二夜」を初めて読んだ気がします。
ロマンチックコメディっす。間違いの喜劇というか。
面白いんですよ。
でも、映像化とか、舞台化が正直むずかしい。
だから、映画も実際見てみて、う〜んと思うことあり。
男女の双子が海で遭難して生き別れて、妹のほうが、男装して。
恋愛模様が大変なことになり。二人が偶然また再会するので、
いろいろとひと騒動って、感じなのですが。
実際、これをやるにはよっぽど似てないと納得できないでしょ。って思うし。
朝ドラのまな・かな的でないとっ!!しかも、男女で!!
と「十二夜」については熱く語ってしまいます。
映画を見ていて、台詞がいいんすよね〜やっぱり。
なんだか、原書で読みたくなってしまった。
だってさぁ〜、16世紀に書いたものが、今でも、世界中で上演されていて。
(それを言ったら、古代ローマの演劇とかからあるからすごいんですけどね)
いろんな話のルーツ的なものは随所にあるわけですから。
で、話は戻ってですね。
拙者が、高校時代読んでいた、チチがくれた新潮文庫のシェイクスピアの訳者は
福田恆存(つねあり)氏。
昨夜、見た劇団四季の「解ってたまるか!」の作者も福田恆存氏。
さきほど、本棚から、本を持って来たら、気づいたっす。
なんだか、いろいろつながってまいりまして。
16世紀から20世紀に出会いまして、21世紀に再会しました。
はい。
「十二夜」と「リチャード三世」
リチャード三世、今度、古田新太版やるので、見たいなぁ。
久々に、いろんな作品を読み返してみようかしら。